思春期な僕ら2-15.5-
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「ナマエ。今日は、泊まって行きなさい。」
『…は?』
骸、何言ってんの?
「もう時間も遅いですし。」
『誰かが説教したせいだ。』
「仮にも女の子が、こんな時間に来るとは思っていませんでしたからねぇ…」
『う゛っ』
仮にもって何だ。
『でも、着替えが…』
「黒曜の制服を貸しますよ。」
『明日…学校…』
「どうせ行ってないでしょう?」
『……』
まぁ、ね。
「それともナマエは、泊まるのが嫌なんですか?」
『え…』
え、ちょっと。
何でそんな悲しそうな目で見て来るの?
しかも姿が髑髏だから、反則だよ。
『……』
眼鏡と金髪をチラ見すると、眼鏡は溜め息をついて金髪は眠そうに欠伸をしていた。
『分かった…泊まるよ。』
そう答えると、骸はいつもの笑顔に戻っていた。
『ふっかふかだー!』
骸の部屋に案内されると、あたしはベットにダイブした。
パジャマは髑髏とお揃いで、白のキャミワンピみたいなもの。
…髑髏に似合ってるけど、今は中身が骸なんだと思うと少し気持ち悪い。
「ナマエ、埃が舞いますよ。」
『こんなボロボロの建物に、こんな良いベットがあるなんて思わなかった。』
「クフフ。ボロボロは余計です。」
骸は髪をおろしていて、あの黒い眼帯は白いガーゼの眼帯に変えられている。
…可愛い。
「な、なんですか?」
あたしの視線に気付いたのか、骸が少し動揺している。
『髑髏…可愛い…』
「僕は今骸ですよ。遠回しにクロームに変われと言ってるんですか?」
そんなつもりは無いけど。
「さて、と…もう寝ますよ。」
部屋の電気を消して、骸がベットに入って来る。
『は!?い、一緒に寝んの!?』
「何か問題でも?」
大有りだ。
『い…嫌だ!』
布団から下りようとすると、骸はあたしの腰を掴んでまたベットに沈めた。