思春期な僕ら2-15.5-
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京子の家を出たら、時刻は夜の9時を過ぎていた。
流石に対戦も終わった…と、思う。
結果はどうなったんだろう。
『……』
誰に聞けば良い?
やっぱ骸?
誰かの連絡先を知ってるわけじゃないし、聞くのも癪だ。
『今から行くかぁ…』
まぁ、遠くはない。
骸達のアジトまで、小走りで行った。
****
「……」
『……』
「…はぁ。馬鹿ですね、君は。」
『な、んでさ!』
アジトに着くと、骸は顔を歪ませた。
あたしは正座させられて、骸が目の前でしゃがんでいる。
姿は髑髏だから、パンツが見えそうだ。
「こんな時間に出歩くなんて…何かあったらどうするんですか?」
『別に、何もなかったし。』
「ナマエ…」
『……』
チラッと骸を見ると、まだ怒っているみたい。
何であたしが怒られなきゃいけないんだ。
お前はあたしの母親か。
「このあたりは人通りが少ないんですから、暗くなったら危ないですよ。」
『……ごめん。』
やっと謝ると、骸は困ったような笑顔を浮かべてあたしの頭を撫でた。
「次からは、気をつけて下さいね。」
『んっ…』
撫でられるの、気持ちいいなぁ。
「で、用件はなんだったんですか?」
『対戦、どうだった?』
手が頭から離れた。
「山本武が勝ちましたよ。」
『じゃあ、明日は…骸の試合だね。』
「はい。必ず、勝ちますよ。」
『うん…応援、行くから。』
前は、骸の応援が出来なかったんだ。
今度は、ちゃんと応援するよ。