喜狂番外編(骸夢)
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「ナマエ、今日は僕の誕生日なんですよ。」
『へぇ、誕生日あったんですか。』
「当たり前です。馬鹿にしてるんですか?」
馬鹿にしてるつもりは無い。
ただ、ねぇ…
『此処、女子トイレですよ。』
学校のトイレ。
幸いにもあたしが手を洗っている時に六道骸が入って来た。
もしもトイレをしている時に来たら最悪だ。
この人なら、扉の上から覗き込んでくるに違いない。
「関係ありません!僕はクロームですから。」
『まぁ…確かに…』
六道骸はクロームさんの中に入っているから、確かに見た目は女性そのものだ。
逆に、六道骸の意志で男トイレに入ったら、クロームさんが大変な事になるのか。
「この日に僕という美男子が生まれたわけです。まぁ、今は少女ですが。」
『そうですかそれは良かった。ではさようなら。』
「まぁ、僕も急でしたからね。パーティーは簡単な物で良いですよ。」
『ちょ、肩掴まないで下さい!!』
何か肩がミシミシ言ってるんですけど。
握力どれくらいで握ってるんですか!
「さぁ、行きますよ。」
『え、どこに?』
「ホテル」
『クナイ刺しますよ。』
「おや。久々に殺りますか?」
いや、かなり遠慮したい。
「まぁ、冗談はさて置き。」
どこから?
「最初は恭弥にも祝ってもらいたくて、僕の姿で応接室に行ったんですよ。」
『勇気ある行動ですね。』
「ですが、恭弥に“僕の誕生日を祝ってないのに、何で君を祝わないといけないの?”と言われまして…」
『まぁ…残念ですね。』
「じゃあ来年祝うから何かくださいって言ったら」
『何て図々しいんですか。』
「はぁ…ナマエの所に行ってよ。」
『……』
「って言われました。」
『骸さんのその演技だけで、雲雀先輩がどれだけめんどくさかったか伝わりますよ。』
「つまり、恭弥からのプレゼントは貴女という事ですよね?」
『めでたい頭ですね!』
雲雀恭弥も、何て面倒な人をよこしてくれたんだ!!