喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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「ナマエちゃん、落ち着いて?俺は、味方だから…」
『はぁっ、はっ…』
「怖がらないで、大丈夫だよ?」
『っ!!』
―ヒュッ―
―ドスッ―
「うぁっ!!」
足に、クナイが刺さった。
動けなくて、その場に座り込む。
「くっ…ナマエちゃん、大丈夫…だから…」
『いやだぁぁぁっ!!あたしは消されない!!消されない!!』
「っ、」
沢山、クナイが振り下ろされた。
痛い…凄く痛い。
でも、ナマエちゃんは何かに怯えてるんだ。
俺が、助けるんだ。
「大丈夫…だよ…ナマエ、ちゃん…」
『ハァ…ハァ…うあぁぁ!!』
―ザシュッ―
「う゛っ!!」
大丈夫。
また、いつものナマエちゃんが帰って来る。
「ナマエ…ちゃん…」
俺が呼び続ければ、きっとまた…いつものナマエちゃんになるんだ。
「ナマエちゃん、俺を…」
『いやぁぁぁぁぁっ!!』
俺は両手を広げて、出来るだけ笑った。
「俺を、信じて。」
―ザシュッ―
あぁ、俺…もう起きていられないや。
悔しいなぁ…どれだけ死ぬ気になっても、君だけは救えなかった。
ただ、4人で…また遊びたかっただけなのに。
何処から、何が、誰が悪かったんだろう。
ナマエちゃんは、何に怯えていたんだろう。
ナマエちゃんにとって、俺達って…ちゃんと“仲間”だったのかな?
「……」
最後に見たナマエちゃんの顔は、泣いていた。
ごめんね…笑顔に出来なくて、ごめん。
今度またもしも会えたら、普通に笑おう。
普通に遊んで、
普通に恋をして、
普通に…
もしもまた、巡り会えたら…ね。
END