喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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暫くして、ナマエちゃんが目を覚ました。
丁度山本と獄寺君も来て、あとはシャマルが来るのを待つだけだ。
「そうだツナ。アレ、早く済まそうぜ。」
「あぁ、そうだね。」
『10代目…?アレって、何ですか?』
ナマエちゃんが、不思議そうな顔をしている。
俺は、笑って答えた。
「お萩の宿題を出来なかった罰ゲームだよ。」
「ナマエ、俺の作ったお萩当てられなかったからな。覚悟してもらうぜ。」
そう言って獄寺君が出したのは……油性マジック。
山本は、ナマエちゃんの罰ゲームに油性マジックで落書きする事を提案したんだ。
『ひっ…!!』
ナマエちゃんが暴れたから、俺と山本が抑える。
『いや、やだ、離して!!』
「ダメだよ。罰ゲームなんだから。」
「まぁ、すぐに終わるって!!」
油性だからなかなか落ちないかもしれないけど。
『いや…いやぁ…』
油性マジックの蓋を外して、獄寺君は仁美ちゃんの腕にマジックを近づけた。
「暴れんなよ。すぐに…終わらせてやる。」
獄寺君が、笑う。
獄寺君は、書く言葉を口にした。
それは、俺と山本の願いでもある。
「早く、元気になれよ。」
『やめてぇぇぇぇっ!!!』
―ブシャッ―
一瞬、何が起こったのかわからなくなった。
「あ゛…あ゛ぁ…」
「…え?」
目の前で、獄寺君が喉から血を流して倒れる。
そして、ナマエちゃんが俺達の腕から逃げた。
「……」
「おいナマエ!!お前、何してんだよ。」
『はぁっ、はぁ…』
山本が、ナマエちゃんを落ち着かせる為に、押さえようとする。
―ドスッ、ドスッ―
「ぐあぁっ!!」
そして、山本は数本のクナイが体に刺さって倒れた。
「やま…もと…?」
獄寺君からも山本からも、沢山血が出ている。
コレ、ナマエちゃんが…?
「…ナマエちゃん?」
『あ…あたし…は、簡単に…消されない!!消されないから!!』
消されない?
何のこと?
あぁ、やっぱりナマエちゃん…何かに怯えてるんだ。