喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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そして夜。
山本の部活が終わってから3人でナマエちゃんの家に行った。
「ナマエちゃん、こんばんは。」
『じゅ…だ…いめ…』
ナマエちゃん、驚いてる驚いてる。
まさか、お見舞いに来るなんて思ってなかっただろうな。
「体調は大丈夫?」
『は…はい』
「良かった。これ、お見舞いのお萩。」
他愛のない話しをして、獄寺君が学校のプリントを渡した。
「なぁ、ナマエ。」
『は…はい。』
「昼飯、何食った?」
『っ!!』
どうして獄寺君、そんな事…?
「……風紀委員と食ってただろ。」
…え?どういう事?
風邪だったんじゃないの?
「へぇ。ナマエちゃん、外食だったんだ。昨日から雲雀さんと仲が良いね。何を話してたの?」
「風邪の割に元気なのな。」
『っ、』
俺だけじゃなくて、山本も怒ってる気がする。
そりゃあそうだ。
学校休んで心配していたのに、雲雀さんと会っていたんだから。
『べ…別に、10代目達の話しはしてない!!何も、関係ないです!!』
「俺達の名前が出たのに?」
『――っ!!』
獄寺君の言葉に、ナマエちゃんは顔色を悪くした。
「…ナマエちゃん、顔色が悪いね。」
「まだ回復してねぇのかもな。」
「10代目、俺達はそろそろ帰りましょう。」
「うん…じゃあね、ナマエちゃん。」
『あ…はい、さようなら。』
扉が閉まる瞬間。
獄寺君は何か思い出したように、扉を少し開けた。
―ギィ―
「明日は学校…休むなよ。」
『っ!!』
「ぷっ。獄寺君ったら」
普通に言えば良いのに、照れてるんだ。
―ガシャンッ―
「っ、」
鍵が、勢い良く閉められた。
その音に俺達は少し、寂しさを感じる。
「…それで、なんで知ってたの?ナマエちゃんが雲雀さんとご飯食べたって。」
帰り道。
疑問に思っていた事を獄寺君に聞いた。
「姉貴が言ってたんです。たまたま10代目のお母さまと食事していたらしくて…」
「へぇ…そうだったんだ。」
そういえば、母さんとビアンキはよく買い物するからな。
「あ。」
「ん?どうした、ツナ。」
「ううん、何でもない。」
母さんが買い物に行ったっていうことは、この前買った材料が無くなったんだ。
ナマエちゃんもあの日以来買い物してないし、そろそろ食材なくなるだろうな。
「明日は、ナマエちゃんが学校に来れば良いな。」
また、4人で楽しく遊びたい。
ナマエちゃんは、大事な仲間なんだから。