喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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『それはっ』
「じゃあ聞くけどさ、ナマエちゃんは俺達に隠し事や嘘ついてないかな?」
ナマエちゃんは、目を見開いて驚いた。
『してない…ですよ。何も、隠してなんか…』
嘘つき。
「へぇ。じゃあ、今日雲雀さんに呼ばれてたよね。あれ、何で?」
お願い。
お願いだから、正直に教えてよ。
『あ…あはは…何言ってるんですか…あたし、雲雀先輩に呼ばれてたなんて…』
何で、嘘…つくの?
「……だろ。」
『え?』
「嘘だろ!!」
『っ!!』
思わず怒鳴ってしまった。
だって、仕方ないだろ?
確かに俺達は生贄について隠していたよ。
でもそれは、ナマエちゃんの為に隠していたんだ。
「ねぇ…ナマエちゃん。君に隠し事があるように…俺達にもあるんだよ。」
ナマエちゃんは納得したのか、黙ってしまった。
俺も、ナマエちゃんとギクシャクしたくない。
「さ、帰ろう。今日は、早く寝なくちゃ。」
『あ…』
だから、今日の事は…忘れよう。
「…え?休み?」
次の日。
待ち合わせ場所にナマエちゃんがなかなか来ないと思ったら、学校を休んだ。
…電話くらい、くれても良いのに。
「なぁツナ!!今日ナマエんちに見舞いに行こうぜ。」
「あ…そうだね!!獄寺君も行こうよ。」
「勿論ス。何か持って行きますか?」
お見舞いの品ってやつか…
どうしよう。
「なぁ今日さ、家庭科でお萩作るだろ?それ持って行こうぜ。」
「ナイス山本!!」
「ま、まぁ、俺も考えてたけどな…」
そして家庭科の時間。
俺達はナマエちゃんの為に、お萩を作った。
「ご、獄寺君…何してんの…?」
「休んだ罰ッスよ。」
獄寺君は楽しそうに笑って、そのお萩を作った。
そう、そのお萩には…
「タバスコをそんな沢山入れたら、口に刺激が来るよ。」
「ちょっと痛いだけッスよ。」
獄寺君は、1つのお萩に沢山のタバスコを入れていた。