喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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俺達は、ナマエちゃんにこの街を怖いと思ってほしくない。
だから、生贄について教えない。
なのに…
『あの、去年のお祭りの時季…誰かが亡くなったり、失踪したりしましたか?』
「ないよ。」
怪しまれないように、直ぐに返した。
でも何で、ナマエちゃんはそんな事を…?
『お、一昨年も?』
「ないよ。何も…何も起きてない。」
お願いだから、もう触れないで?
「変なナマエちゃん。じゃあ、帰ろう。」
『は…はいっ』
ナマエちゃんは1人で何かを納得すると、走って俺の横に来た。
一先ず、安心する。
祭り当日。
ナマエちゃんとは神社で直接待ち合わせして、俺達3人は途中で待ち合わせする事にした。
「ナマエちゃんがさ…この前、去年の祭りで何か事故がないか聞いて来たんだ。」
「えっ!?マジっすか?」
「…で、ツナは何て言ったんだ?」
「とりあえず…無いよって言っておいた。」
「10代目、ナイスっすよ!!」
「でも、誰が教えたんだろうな。」
そう。
それが問題だ。
「誰だかわからないけど、無神経な奴だよ。」
そして少し遅れて、神社に着いた。
「ナマエちゃん。」
『あ、10代目。』
「わりぃ、待たせたな。」
「今回は獄寺の遅刻なんだぜ。」
珍しく仁美ちゃんが先に着いていた。
きっと、楽しみにしていたんだろうな。
「ナマエちゃん、お祭り行こう。」
『は…はいっ』
ほら、やっぱり楽しみだったんだ。
ナマエちゃんにはもっと、並盛を好きになってほしい。
楽しい街だと思ってほしい。
だから、生贄の事は言ったらダメなんだ。
「なぁなぁ、早食い競争しようぜ!!」
「野球馬鹿が!!女には不利だろうが!!」
『あたしは大丈夫ですよー。』
確かに…大丈夫そう。
「おや。ナマエ、こんばんは。」
『あ。骸さん。』
「骸…」
珍しいな。
あの3人が並盛に来るなんて。