喜狂番外編/ひぐらしパロ(ツナ語り)
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ミョウジナマエちゃんという女の子が転入して、1ヵ月が経った。
今では毎朝一緒に登校している。
そして、ナマエちゃんがこの街に来て初めてのお祭りの季節。
「そういえば、もう少しでお祭りだね。」
『え?』
「あれ?ナマエちゃんは知らないんだっけ?」
『はい。』
結構街とか賑やかなんだけどな。
まぁ、季節は早いか。
「神社でな、小さい祭りがあるんだよ。今年は4人で行こうな!」
山本は、ナマエちゃんを結構気に入っているらしい。
本当に楽しそう。
『じゃあ、商店街も賑やかになるんですかね。』
「多分な。祭りになると、煩くなりやがる。」
『獄寺隼人は浴衣とか着るんですか?』
「アホか!!んなめんどくせぇもの着ねぇよ!!」
獄寺君、口は悪いけど楽しみにしてたりするんだよね。
「そうだ。今日俺、帰りに買い物頼まれてんだ。ナマエちゃんは今日買い物行く?」
『はい。明日のご飯がピンチなので…ご一緒します。』
「うん。じゃあ、放課後にね。」
ナマエちゃんはまだこの街を覚えてないから、たいてい俺と一緒に買い物をする。
つまり、買い物仲間だ。
―キーンコーンカーンコーン―
そして、授業中。
「ナマエちゃん…寝ちゃったね。」
「まぁ、いつもの事っスよ。」
人の事言えないけど、テスト大丈夫かな?
「なぁツナ。」
「ん?何、山本。」
「祭りの事件の事はさ…ナマエには黙っておかねぇか?」
「あ…」
毎年、この祭りで死人が出る。
一部の人達はこれを“生贄”と呼んでいる。
今年も、あるのかな…
「そうだね。怖がらせると悪いし。獄寺君も、ナマエちゃんに内緒にしててね。」
「わかりました。任せてください!!」
不安だ…
「ナマエちゃんにとって…楽しい街であってほしいからね。」
俺達は“生贄”の事を内緒にすると誓った。