嫌われ番外編
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雲雀恭弥は棒の上に立っていたから、あたしもギリギリ乗れたわけで…
っていうか、顔近いよ。
「ねぇ。さっき僕が言った事、聞いてた?」
『はい?』
さっきって…木陰の?
『何をですか?』
「あぁ、ナマエスグに寝たから聞いてなかったか。」
…なんだろう。
あの夢に関係してたら嫌だなぁ。
「気になる?」
『それは…あたしにとって良いことですか?』
「……悪くはないと思うよ。」
嫌な間だ。
っていうかこの状況で言いますか。
だから、胃が…
―ぽすっ―
『……』
「何?」
もう駄目。
立っていられない。
雲雀恭弥の肩に頭を預けてしまった…
あぁ…後で咬み殺されるんだろうな…
『ぅおぇぇぇぇぇぇっ』
「……」
吐いちゃったよ…学ランに。
胃から登ってきたんですよ。
パンが。
『……』
「……」
「アイツ吐いた…」
「殺されるんじゃ…」
『ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!!!!!』
あたしは叫びながら棒を飛び下りて、とにかく逃げた。
―ネチャッ―
「くっさ…やっぱり聞こえてなかったか…」
“ナマエ。僕の所にずっと居れば、味方が出来るよ?”
「…まぁ、聞こえなくて良いか。」
全校生徒の目の前で…
しかも雲雀恭弥の学ランに…
ゲロってしまった最悪な体育祭でした。
終わり