喜狂番外編/ひぐらしパロ(後編)
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―ピンポーン―
チャイムが鳴った。
もしかして、医者がもう来たのかな?
「あ。獄寺君と山本だ。」
『なっ』
どうして、彼らまで…?
「おうナマエ、元気そうだな。」
「ったく、本調子じゃねぇのに無理しやがって。」
山本武と獄寺隼人が、入って来た。
獄寺隼人は、少し気まずそうにしている。
あたしは、ゆっくり体を起こした。
「ツナ、シャマルのおっさんには連絡したのか?」
「うん。すぐに来ると思うよ。」
『シャマルって……Dr.シャマル?』
Dr.シャマルって、確かに医者だけど…マフィアじゃない。
『っ、』
マズイ。
この3人を、部屋に入れてしまった。
更に、きっと10代目達の見方であろうDr.シャマルが来る。
あたしは、消される?
「それにしてもナマエちゃん…随分ゴミひっくり返しちゃったみたいだね。」
『あ…』
そういえば、ゴミをあれから放置したままだ。
台所には、いろんなゴミが散らばっている。
…その中には、食べ残したお萩も。
「後で片付けておくね。」
『……』
何で10代目も山本武も獄寺隼人も、笑ってるんだろ。
「そうだツナ。アレ、早く済まそうぜ。」
アレ…?
「あぁ、そうだね。」
『10代目…?アレって、何ですか?』
10代目が、ニッコリ笑った。
「お萩の宿題を出来なかった罰ゲームだよ。」
罰ゲーム…?
「ナマエ、俺の作ったお萩当てられなかったからな。覚悟してもらうぜ。」
そう言った獄寺隼人の手に握られていたのは注射器
『ひっ…!!』
逃げようとすると、10代目と山本武に後ろから羽交い締めにされた。
『いや、やだ、離して!!』
「ダメだよ。罰ゲームなんだから。」
「まぁ、すぐに終わるって!!」
終わる?
何が?
あたしの命が?
『いや…いやぁ…』
獄寺隼人は注射器の針の蓋を、ゆっくり外す。
そして、あたしの腕に注射器を近づける。
「暴れんなよ。すぐに…終わらせてやる。」
獄寺隼人が、笑った。
『やめてぇぇぇぇっ!!!』