喜狂番外編/ひぐらしパロ(前編)
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あたしは次の日、学校を休んだ。
少し、考える時間が欲しい。
そして、昨日の10代目への恐怖が消えないから…
『お腹…すいた…』
冷蔵庫を見ると、1食作る程度の量はある。
でも、面倒くさい。
外で食べようかな。
『…うん。そうしよう。』
別に、本当に具合が悪いわけではないし。
商店街に出ると、周りは年齢が上の人達ばかり。
そりゃあ、健全な学生は今勉強中だからね。
『何食べようかな―…』
「ねぇ。何してるの?」
『……』
後ろをゆっくり振り向くと、そこには…雲雀恭弥の姿が。
『ははは…ぐ、偶然ですね。』
「サボリ?風邪で休みって聞いたんだけど。」
『いやぁ…まぁ、その……はい、サボリですごめんなさい。』
この人に嘘はつけない。
「ふぅん……ねぇ、ご飯奢ってあげようか。」
『え゛っ』
「何、嫌?」
『いえいえ、滅相もございません!』
雲雀恭弥が奢り!?
有り得ない、絶対裏がある!
「あのファミレスに入ろうか。」
『……はい。』
結局、あたしは雲雀恭弥についていく事にした。
「……で、何で休んだの?」
『それは…その…』
これが聞きたかったのか。
何だか、警察に攻められてる気分だ。
『何だか…10代目と顔を合わせるのが怖くて…』
「怖い?」
膝の上で拳をぎゅっと握る。
この人に、話しても良いのかな…
『10代目、たぶん…何か知ってるんです。でも、教えてくれない。
生贄の事もあたしに隠していて、骸さんが教えてくれた時…凄く怒ってた。』
「それ…沢田綱吉達を疑ってるの?」
あたしは、静かに首を横に振った。
『疑いたく…ない。でも、あたし…不安で…』
「ふぅん。」
ふぅんって、そんな興味無さそうに…
「僕から忠告するとしたら…アイツらには気をつけろ、かな。」
やっぱり、10代目達が怪しいのだろうか。
食事を済ませてあたし達は別れた。
あたしは家に帰って、少し眠る事にした。