喜狂番外編/ひぐらしパロ(前編)
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「そういえば、もう少しでお祭りだね。」
『え?』
休み時間。
10代目が突然、その話しを持ち出した。
「あれ?ナマエちゃんは知らないんだっけ?」
『はい。』
お祭りか…
少し早い気もする。
「神社でな、小さい祭りがあるんだよ。今年は4人で行こうな!」
4人…
山本武の言葉に、思わず顔がにやけた。
あたしも、行って良いんだ。
『じゃあ、商店街も賑やかになるんですかね。』
「多分な。祭りになると、煩くなりやがる。」
口は悪いけど、顔は満更でもなさそうな獄寺隼人。
『獄寺隼人は浴衣とか着るんですか?』
「アホか!!んなめんどくせぇもの着ねぇよ!!」
何だ。
着ないのか。
「そうだ。今日俺、帰りに買い物頼まれてんだ。ナマエちゃんは今日買い物行く?」
『はい。明日のご飯がピンチなので…ご一緒します。』
「うん。じゃあ、放課後にね。」
10代目の笑顔は、女の子顔負けな可愛さだと思う。
―放課後―
「そういえば、授業中寝てたでしょ。」
『え゛っ…バレてましたか。』
買い物中、10代目と今日の話しを沢山した。
肉も野菜も買ったし、あとは……大丈夫。
「あっ!!」
『どうしました?』
「洗剤、買い忘れた…ちょっと買ってくるね。」
『はい。では、ここで待ってますね。』
店の外で、10代目を待つことに。
『…ふぅ。』
今日の夕飯はどうしようかな。
簡単なもので良いや。
「…おや?ナマエじゃないですか。」
『あ』
商店街に現れたのは、その場に似つかわしくない彼…六道骸。
『こんにちは。1人ですか?』
「いえ、千種もいます。僕は暇なので待っているんですよ。」
『へぇ…』
辺りが暗くなって、商店街の提灯に灯りがついた。
「……そういえば、もうすぐでお祭りですね。」
『骸さんも来るんですか?』
あまり、来るイメージはないけど。