嫌われ番外編
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『…最悪。』
なんて最悪な目覚め。
『何なのあの夢…あたしはマゾですか。』
いやいやいや。
あたしはリボーンにはマゾであって、雲雀恭弥にはマゾになってたまるか。
「棒倒しに出場する選手は集まってください」
『……』
とうとう来たよ…棒倒し。
『あの…』
―ザワザワッ―
見事に男子しかいない。
クラスの女子の方を見れば、ニヤニヤ笑っている。
「あ?ナマエ、お前何で此処に居るんだよ。」
何事もなかったかのように話かけてきた獄寺隼人。
『いや、あたしがここの総大将なので。』
この人、何も知らなかったんだ。
「はっ!?オカシイだろ!!」
『あちらの風紀委員長さんからのご指命なので。』
雲雀恭弥の方を見ると、もう棒に登っていて偉そうに立っていた。
「チッ…風紀委員の野郎が…あまり無理すんじゃねぇぞ。」
『了解。』
こっちの準備も出来たみたいだったから、あたしは棒を登った。
「女子ってあんな身軽なのか?」
「つうか…簡単に落ちそうだよなー。」
男子の戸惑うような声がもれている。
「ナマエ…楽しみにしてたよ。」
『そうですか。学ランを落とさないように気を付けてくださいね。』
何であの人、体育着じゃないんだろう。
似合わないって自覚してるのかな?
「それでは位置について!!」
―ゴクッ―
思わず息を飲む。
まだ胃が…
「ヨーイ…」
―パァンッ―
「ぅおぉぉぉぉあぁぁっ!!!!!」
凄まじい勢いで、棒倒しはスタートした。