死ぬ気ヒロインと童話/過去拍手夢
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次の日。
徹夜して家を作り終わった綱吉は、ベッドの上でのんびりしていた。
そんな時…
『くんくんっ。何だか美味そうなオスのニオイがするぞ。』
1匹の狼(メス)が現れた。
『ムフフッ。引っ越して来たのかな?
前に襲った奴らは逃げちゃったしー…食べちゃお!!』
ルンルン気分で狼は、草村から様子を伺う。
草村からはあの3匹の子豚の家が。
狼の尻尾の動きが、速くなった。
『家が3つ!!最低でも3人は居るって事か…じゃあまずはあの脆そうな家から!!』
狼がまず最初に目をつけたのは、長男・山本のワラの家。
狼は、身を隠すつもりも無いのか、堂々とワラの家へと向かった。
「うわっ!!狼がこっちに来る!?」
山本もニオイで気付き、家に身を隠した。
豚VS狼。
どう考えても、豚は不利だ。
『こんにちは、子豚ちゃん。』
「っ!!」
すぐ外に聞こえる狼の声。
『出てきて?一緒に遊ぼうよー。』
「いやいや、お前ら狼は俺達豚を食べるだろ?」
『食べる…うーん、その例えも間違いではないかな。まぁ、気持ち良くしてあげるよ。』「そっちの遊ぶに食うかよ!!!;;」
更に警戒する山本に、狼は興奮する。
『グフフッ。子豚ってこれだから可愛いんだよね、警戒しちゃってさー。』
狼はそっと、ワラに触れる。
『出てこないと…燃やしちゃうよ?』
「え…」
山本の顔が、青くなる。
外からはライターをカチカチといじる音が。
「何で狼がライター持ってんだよ!!」
『いや、肉を生で食べるのも飽きたから…』
狼は意外と肉に五月蝿かった。
『ほーら、ライターがワラに近付くよー。ワラはよく燃えそうだねぇ。』
狼のSっぷりな台詞に、子豚・山本はたじたじ。
だが、このままではいずれ食べられるのがオチ。
山本は勇気を振り絞って、家から走り出た。
『あっ、豚!!』
「くっ、」
目指すは、一番近い獄寺の家へ。
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