嫌われ番外編
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「…オイ、次だぜ。」
『あ、はい。』
お腹の苦しさを抑えて、走る準備。
『では、せーので外側の足を出しましょう。』
「あぁ。」
「位置について!!」
獄寺隼人の肩に腕をまわしたら、獄寺隼人もぎこちなくあたしの肩に腕をまわした。
「よーい…」
―パァンッ―
『せーの!!』
―ダッ―
初めて一緒に走ったのに、合わせやすい。
『ハッ…すご…』
「……(走りやすいな…)」
ただ…
『ちょっ…速すぎですよ!!』
「知るか!!そっちが速ぇんだよ!!」
やっぱりお互いマフィアなだけあって、速い。
「ゴール!!ミョウジと獄寺ペアが1位です!!」
『ホラ、ゴールすぎましたよ!!止まりましょうよ!!』
「ナマエが止まれ!!!!」
走り続けるあたし達…
『では、止めますよ。』
「は?」
―ガッ―
―ドサッ―
「いっつー」
獄寺隼人と繋がっている足で獄寺隼人の足をひっかけて転ばせる。
転ぶ瞬間にあたしが獄寺隼人の体を受け止めた。
『ふぅ…大丈夫ですか?』
「なっ!!」
つまり、今度は獄寺隼人があたしを押し倒した状況で…
「うわっ、わっ…ちょっ…」
何だかワケの分からない言葉を発しながら紐をほどく獄寺隼人。
「……っ!!じゃあなっ!!!」
―ダッ―
そして、走って行ってしまった。
そこまで嫌がらなくても…