嫌われ番外編
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「ナマエ。足、貸せ。」
『獄寺…隼人。』
あれ?
もしかして、ひょっとして…
あたし、獄寺隼人と?
『あの…もしかしなくても、あたし達ってコンビですか?』
「それ以外に居ねぇからそうなんじゃねぇの?」
しゃがんで、紐を結ぶ獄寺隼人。
『あたし…練習してないですよ?』
「俺もしてねぇよ。体育祭なんかに時間つくれっか。」
『……』
山本武の方をチラッと見たらヘラヘラと笑っていた。
あんにゃろう…最初っからわかっていたな…
『はぁ…ダルいね。』
「…よっと。紐、これくらいで平気か?」
『え?あ、うん。』
どうしてこう器用に結べるのかな…
あ、肩組まなきゃ。
『失礼。』
「ぅおわぁっ!!」
―グラッ―
―バタンッ―
『いたた…何ですかいきなり。』
肩を組もうとしたら思いっきり引かれてしまった…
そこまで嫌がらなくても…
「いや、だっ…その、いきなりっ」
『嫌なのはわかりますから、走る間だけでも我慢してください。』
「わかったから早く退け!!!」
『……』
獄寺隼人が引いた時にあたしも一緒に転んだので、あたしが獄寺隼人を押し倒している状態になっていた。
『よいしょっ。では、頑張りましょう。』
「お、おぅ。」
徐々に順番がせまってくる。
『……』
「……」
沈黙って重いなぁ。
あとね、かなり嫌な事を言いますけど…
さっきのパンが結構効いててましてね。
下手したらゲップですよ。