嫌われ番外編(ハル夢)
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廊下を歩いていると、周りがコソコソ話している事に気が付きました。
「ねぇ、ミョウジが女子と一緒にいるよ。」
「本当だー。…でも、学校違うね。」
「全く。アイツはいつも迷惑かけるよな。他校の生徒なんか連れて来んじゃねぇよ。」
「あ、あの…何だかとても見られてませんか…?」
『…うん。あたしが人といる事が珍しいからかな。』
「はひ?」
その意味はハルにはわからなかったけど、ナマエちゃんの顔は悲しそうに見えました。
『貴方は、沢田綱吉の彼女ですか?』
「はひっ!?ち、違いますよ!!でも、そうなる事を目指しています。」
『そうですか…貴方は恋をしているんですね。』
「へへへ…あ、私の名前はハルです!!」
『ハル…さん?』
「ハルです!!」
『…ハル。』
あぁ、ナマエちゃんに会えて良かったです。
恋の話を同い年の子に出来るのは、限られていますから…
ハルは、ナマエちゃんの事をお友達と思っても良いのでしょうか?
『着いたよ。』
「はひ?あ、ありがとうございます!!」
気がついたら、教室の前に。
この教室に、ツナさんが…
『いませんね。』
「はひーっ!?」
い、いない!?
一体何処へ…
『では、諦めて今日は帰ってくれますか?』
「っ、い、嫌です!!」
『でも…また雲雀先輩が…』
ナマエちゃんは、ハルを心配してくれている…
でも…それでもハルはっ
「ハルは、ツナさんにお会いして元気なお姿を見たいんです!!」
『ハル…』
「ツナさん、昨日元気がなかったんです。」
『……』
「ツナさん、勝負に負けてしまった事を気にしていて…」
『っ、』
ナマエちゃんが、ゆっくり歩きだした。
『…ついてきてください。もしかしたら、屋上にいるかもしれません。』
「っ、ナマエちゃん!!ありがとうございます!!」