嫌われ番外編(ヴァリアー夢)
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「ナマエ、飯。」
『はいはい。』
「ナマエ、食わせろ。」
『…はいはい。』
「ナマエ、薬持って来い。」
『はいはい。』
「…誰が粉薬なんざ飲むかよ。」
『…おくすり飲めたね使いますか?』
「…あぁ。」
『……』
ザンザスさんは、見た目よりもずっと子供だと思う。
実力は凄いのに…
「ナマエ、氷枕。」
『はいはい。』
それにしても、皆は何やってんだろ。
まさか、遊んでる…?
『ザンザスさん、皆さんは何しているんですか?』
「ギクッ。」
『…何で口で言ってんですか。』
「い、いや、何でもねぇぞぉ!!」
『口調がスクアーロさんですよ!?』
「うるせぇ!!俺はもう寝る!!邪魔すんな。」
『はぁ。わかりましたよ。じゃあ、皆の所に…』
―グイッ―
―ガタンッ―
ザンザスさんに背中を向けて、行こうとしたら思いっきり引っ張られた。
…後ろに倒れたんですけど。
『いたた…ここに来てから痛い目にしかあってない気がしますよ…。』
「…ナマエ。」
ザンザスさんの方を見ると、どことなく真面目な顔をしていた。
『あのですね、ザンザスさん。あたしは床に頭をぶつけました。馬鹿になったらどうしてくれるんですか。』
「元から馬鹿だろ。」
豪華なベッドからあたしを見下すザンザスさんは、鼻で笑った。
…赤いパジャマなくせに。
「いっそ、もっと馬鹿になっちまえよ。」
『は?失礼ですね。』
「今の任務を、簡単に捨てられるくらい馬鹿になっちまえよ。」