嫌われ番外編
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そろそろ、学校の行事…
『体育祭?』
「それで、クライマックスの“棒倒し”に出てもらいます。」
いつも通り、授業をサボって戻って来たら学級委員っぽい人に言われた。
『ちょっと待って…棒倒しって男子の競技じゃないの?』
名簿を見ると“棒倒し(男子)”って書いてある。
「風紀委員からの指名ですから」
『……』
あぁ、だからこの学級委員少し怯えてるんだ。
風紀委員かぁ…
『わかりました。やらせていただきます。』
こうして、体育祭準備がスタートした。
『あとあたしが出るのはパン食い競走と二人三脚か…』
屋上で自分が出る競技をチェックした。
風紀委員って、まさか棒倒しで雲雀恭弥と戦うんじゃ…
―ガチャッ―
「やぁ。」
『…どうも。雲雀先輩、今授業中ですよ?』
「君もね。ところで、棒倒しに出るんだね。」
『何方かが指名したみたいです。』
「因みに、対戦相手は僕だから。」
やっぱり戦うんだ…
そうですよね。わかってましたよ。
『あたし、か弱い女の子なんでスグに落ちちゃいますよ。』
意味のない戦いだし。
「そんな事したら…全員咬み殺すよ」
『……』
どんだけ燃えているんだ、この人は。
『分かりましたよ。本気でやります。』
「じゃ、せいぜい練習頑張ってね。」
大人しく屋上を去った雲雀恭弥。
あぁ…めんどくさい。