嫌われ番外編(ヴァリアー夢)
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あたしは今、イタリアにいる。
更に細かく言うと、大きなお城みたいな建物の前にいる。
今日は本当なら学校もあるし、任務中なのに…
「ナマエ。一旦、イタリアに帰れ。」
それは、いつも通り屋上でサボっていた時…リボーンにいきなり“帰れ”と言われた。
『え?リボーン…それ、どういう事?』
「そのままの意味だ。」
『この任務…終わりなの?』
「んなわけねぇだろ。」
あ、そうですよね。
あたしは何となくため息が出た。
「向こうで任務が用意されているらしいぞ。」
『任務?ディーノさんが依頼したの?』
任務中に任務なんて…
ちょっと面倒。
「いや、呼んだのはヴァリアーだぞ。」
『……は?』
ヴァリアーとは、何度か任務で行動を共にした事がある。
皆、見た目は少し怖いけど楽しい人達…と、思う。
ただ、滅多に会わないから以外だった。
『ヴァリアーが?また何で…』
「そこまでは伝えられてねぇ。ただ、早く終らせてこい。」
『リボーン…あたしに会えないのが寂しいの?』
「任務の為だ。」
つ、冷たい…
「簡単な手続きはしておいたから、後は自分でやっておけ。」
『あ、はい。』
飛行機の手続きって面倒なんだよね。高いし。
…そんな訳で、あたしはイタリアにいる。
それにしても、こんな大きな所に暮らしているなんて…手土産、もうちょっと豪華な方が良かったかな?
―コン、コン―
『すみませーん。ナマエです。』
限界の扉を叩くと、奥から走ってくる音が聴こえた。