嫌われ番外編(骸夢)
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「…とにかく、覚悟は良い?咬み殺すよ。」
「クフフ、おやおや。怖いですねぇ。」
僕は、ナマエが作った痺れ薬を一握り手にとった。
―バサッ―
「っ!!」
「クハハハッ!!油断しましたねぇ、恭弥。」
恭弥の顔に、薬を撒いたら恭弥は動きが鈍くなった。
「クフフ。ナマエ、上出来ですよ。」
『ひ、雲雀先輩…』
「くっ…何なの、コレ。」
「ナマエが作った薬です。」
「……」
『に、睨まないでくださいよ!!』
「クフフ、恭弥の顔にも落書きしましょうか。」
「っ!?な、そんな事したら、咬み殺すよ。」
僕は、恭弥の上にまたがった。
恭弥は睨むだけでピクリとも動かない。
「クフフフフフ。恭弥、良い顔してますよ。」
―キュキューッ―
「~~っ!!」
「……」
「クハハハハッ!!恭弥、似合ってますよ!!」
「…咬み殺す。」
「ん?どうやってですか?ホラ、こっちまで来てみてください。」
「…死ね。本当に死んでよ。ナマエも。」
『あたしも!?』
「当たり前だよ。誰の薬のせいで僕がこんな目に…」
『えっと…ごめんなさい。』
「クハハハハッ!!二人共、その顔似合ってますよ。では、僕はそろそろ帰りますね。」
僕は、二人に背中を向けて屋上を去った。
後ろから二人の苦情の声が聞こえましたが、僕は無視をした。
―バタンッ―
屋上の扉を閉め、僕は立ち止まった。
「ナマエ…貴方の事、嫌いですよ。」
今はまだ、名の無いこの感情。
今はとりあえず、“嫌い”という感情にしておきましょう。
「貴方を殺した時…僕はどうなるか、楽しみです。」
貴方の死が、この感情の答えを知るときだ。
終わり
オマケ