歪みのアリスin嫌われ(後編)
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「クフフ、大丈夫ですか、恭弥。」
『あ。女王…じゃなくて、骸さん。』
周りを良く見ると、あたしが寝ていたのは応接室のソファだった。
『何であたし、ここに?』
「おや。覚えてませんか?道端で倒れていたんですよ、貴方が。」
「それをコイツが見つけて、ここに運んで来た…っていう訳。だから今回は出入り許可したんだよ。」
『そうだったんですか…』
そういえば昨日は、リボーンに会いたくって悩んでいたから寝てなかったんだ。
『…何だ、夢か。』
「は?」
雲雀恭弥に、不思議そうな顔をされた。
…やっぱり、チェシャ猫の方が優しい。
『いいえ…何でもないです。あ、その…ご迷惑おかけしました。』
ソファからおりて、あたしは軽く頭を下げて扉へ向かった。
『では、失礼しました。』
あたしは、応接室を静かに出た。
『やっぱり、夢かぁ…』
廊下を歩いて、屋上にむかった。
授業中で、人の気配がある所から、あたしは現実に戻った事を実感できる。
それにしても、リアルな夢だった。
あたしそんなに、現実が嫌いなのかな?
あたしは、そんな事を考えながら歩いていたら屋上についた。
―ガチャッ―
「ちゃおっす。」
『…っ、シロウサギ。』
屋上の扉を開けると、そこにはあたしが探していた…シロウサギがいた。
「…何言ってんだ?」
『あ、ごめん…リボーン。』
シロウサギ…見つけた。やっと。
「倒れたらしいな。」
『…うん。でも、大丈夫。リボーンにも会えたし。』
「そうか。気をつけろよ。」
あぁ、やっぱ、あたしはこの現実が良いです。
優しい皆の世界も良かったけど…
あたしは、この人が居ないと狂いそう。
『リボーン…大好き。』
アリス
僕らのアリス
君が望むなら
また、いつかおいで。
歪 み の 世 界 へ
END