歪みのアリスin嫌われ(後編)
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「チェシャ猫さん、会えて本当に光栄です!!」
「…僕は最悪だよ。離れて。」
ズイッと顔を近付けて来た事に、キレるチェシャ猫。
…本当、風紀委員だよ。
「君には、時間を進めるっていう役目があったでしょ?サボるつもりなら…咬み殺すよ?」
チェシャ猫の“咬み殺すよ”はやっぱりあの人と同じくらい迫力がある。
「萌えーっ!!ハ、ハァハァ!!」
『……』
草壁さん…いや、時間君には逆効果だったみたい。
「グフッ…では、チェシャ猫さん…俺はチェシャ猫さんとの時間を刻みに行って来ます。」
「一生刻んでなよ。カス。死ね。」
『チェシャ猫、言いすぎですよ。』
「僕らのアリス、余計な心配はしなくて良いんだよ。」
…何だか、首だけで話すのも不思議で怖い。
「では、失礼。」
そう言って、去っていく草壁さんの姿は…濃かった。
『…それで、シロウサギって、どんな方なんですか?』
あたしがそう聞くと、女王は一枚の写真を出した。
「クフフ。こういう人ですよ。」
『……ブハッ』
「僕らのアリス、ヒロインが鼻血なんか出したら駄目だよ。」
『す…すみません。』
謝りつつも、あたしの鼻血は止まらない。
だって、シロウサギの正体は…リボーン!!!
『ハァッハァッヤバイ。リボーンからうさ耳生えてますよ!!』
「ワォ。アリスが時計君に見えるよ。」
『……』
あたしは、冷静に戻った。
『取り乱してすみません!!』
「クフフ、なんなら…もっと乱れても良いですよ。」
「何言ってんの。そんなことしようとしたら噛みつくよ。」
あ。チェシャ猫、今体無いから咬み殺せないんだ。
『あの、それで…シロウサギは何処に?』
「おや。探す気になりましたか?」
『はい!!カメラに収めたいですから。』
「……」