歪みのアリスin嫌われ(前編)
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チェシャ猫の指の方を見ると…
『犬に…千種君っ!!』
何で、犬と千種君が?
二人は公園にある大きな木のテーブルに食べ物と紅茶を広げていた。
「アリス!!遅いれすよ!!!」
『うわっ!!』
あたしに、いきなり体当たりしてきたのは…犬。
『け、犬!!離してください。』
そう言うと、犬にきょとん、とされた。
「俺はケンじゃなくて、ネムリネズミれすよ。」
いやいやいやいや。
眠ってないよ。
そんなツッコミをしたら、止まらなくなるからやめた。
「…おかえり。俺達のアリス。」
『え…あ、どうも。』
千種君に、真面目な顔して言われた。
…何だか恥ずかしい。
「アリスが来ないから、お茶会が終わらないんれす!!!」
『え?』
あたしが悪いんですか?
「アリス。お茶会を終らすには、時間を進めなくちゃいけないんだ。」
チェシャ猫が、簡単に説明してくれた。
『時間…?進めちゃえば良いじゃない。』
「時間は時間君にしか進められないから。」
今度は千種君に説明された。
…あたしだけ無知みたい。
『でも、何であたしが?』
「らってアリス、シロウサギを探してるんれすよね!?」
『…探してないです。』
「女王が、時間君をアリスが取りに来ればシロウサギの情報と時間君をあげるって。」
千種君…話を聞いてくださいっ
「チャンスだね。」
『チェシャ猫、目ぇ輝いてます。』
やっぱり雲雀恭弥だ…
「れも、俺あまりアリスを女王に会わせたくないれすー。」
「まぁ、仕方ないよ。」
犬と千種君には、何か悟られたかのような目で見られるし…
『と、とにかく…あたしが行かなきゃダメなんですね?』
「「「うん。」」」
…三人に、即答された。
「じゃあ行こうか。」
『…チェシャ猫も、ついてきてくれるんですか?』
「うん。僕はいつでもアリスの側にいるよ。」
そして、あたしとチェシャ猫は女王の待つ城へ向かった。
続く