嫌われ番外編(獄寺夢)
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―ガラッ―
「10代目?一体何を…」
俺は目を疑った。
何故10代目がナマエの首を掴んで…外にぶら下げているんだ。
「え?あ、獄寺君…あっ!!」
―ズルッ―
俺が入ったせいか、10代目の腕の力が抜けた。
『え?』
支えがなくなったナマエが視界から消える。
「っナマエ!!」
『獄…寺…』
俺は走って腕を延ばしたけど、届くわけなかった…
ナマエが助けを求めて腕を延ばしたのに、俺は助けてやれなかった。
―ドサッ―
下を見ると、ナマエは木の上に落ちていた。
「ナマエ!!」
動かない所を見ると、気を失っているみてぇだ。
―ズルッ―
「っ!!」
ナマエの体は今にも落ちそうだった。
―ダッ―
「あ、獄寺君!?」
10代目の声を無視して俺は走った。
教室を出て、階段を飛び下りるように下りて、ナマエが木から落ちてない事を願いながら走った。
「ハッ…ハァ…」
木の所に行くと、ナマエはもう木の上には居なかった。
居たのは…
「テメェが人を助けるとはな。雨でも降るんじゃねぇか?」
「たまたま落ちてきてね。別に助けたわけじゃないよ。」
ナマエは…
雲雀恭弥の腕の中に居た。