嫌われ番外編(雲雀夢)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『あ…たしだって…生きたいのに』
何で泣いてんの。
知らないよ。そんなこと。
『あたしだって、皆と一緒に笑っていたいのにっ!!』
「……」
僕の手は、ただ震えるだけで
ナマエの首に力は込められていなかった。
『本当は…嫌われたくなかったのに…っ』
「……」
あぁ
これが、ナマエの本音なんだ。
―ギュッ―
「…僕だって、わからない。」
『……』
ナマエの、肩を強く抱きしめると思っていたよりも小さかった。
「そんな、普通でいるナマエがわからないよ。何で殺したいとか…聞かないでくれる。」
『…ごめんなさい。』
腕の中で、眠るナマエを見て
また僕は“何を考えているかわからない”何かを考えた。
「……」
『……』
“どうして、あたしを殺したいと思うんですか?”
どうして?
そんなの…わからないよ。
ただ…
「君の最後を見るのは…僕だけで十分だ。」
誰にも見せたくない。
ナマエの最後を。
だから、僕がナマエを殺すんだ。
終わり
おまけ2つ