嫌われ番外編(雲雀夢)
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草壁さんは、薬屋に行ったらしい。
そして、雲雀恭弥は…
『あ、の…ケホッ、ゴホッ…うつしちゃうとマズイから、帰ります。コホッ、ゴホッ』
「そんな事を言ってる暇があるなら、早く寝なよ。」
横になっているあたしの首に、トンファーをあてていた。
こんな危険な状況で眠れるわけがないですよ…
「寝た?」
『寝てません。』
「早く寝なよ。」
『じゃあ、トンファーを退かしてください。』
「何で風邪ひいたの。」
『あの、だからトンファー』
「気が弱いから風邪なんかひくんだよ。」
会話が、かみあってない。
『えっと…たぶん、屋上で寝たりしてるから…』
「それでも、バカは風邪ひかないよ。」
『はは…バカって、あたしの事ですか。』
「もしも今日、僕より先に、ナマエを殺したがってる奴らに会ってたらどうするの?」
『……』
「少しは考えなよ。バカ。」
『……』
「ナマエを咬み殺すのは、僕だけだ。」
『……』
いつもは冷たく聴こえるあの言葉が、今日は暖かく感じた。
『えっと…ゴホッ、コホッ…ごめん、なさい。気をつけます。』
「別に。」
『あたし、今日初めに会ったのが雲雀先輩で良かった。』
「……」
『心配してくれて…ありがとうございます。』
「…別に、心配とかしてないし。」
雲雀恭弥って、不器用な人だなぁ…