嫌われ番外編(雲雀夢)
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「じゃあ、入りなよ。」
『……』
案内されたのは、応接室。
いやいやいや。
嫌ですよ。
こっちは風邪ひいてるんですよ。
殺り合いは勘弁してください。
『あの…あたし、帰り「さっさと入れ。」
背中に、トンファーがあてられているのがわかる。
何であたしがこんな…
「入るの?咬み殺されたいの?」
『は…入りますっケホッ、ケホッ』
強制的に、応接室に入った。
「適当に座って。」
『…はい。』
ソファに座ると、雲雀恭弥は棚をあさりだした。
―ガサッ、ゴソッ―
「……」
『ゴホッ、ケホッ…あの、雲雀先輩?何を探して…』
「…ない。」
『え?』
「体温計。」
『あー…』
わざわざ、探してくれたんだ。
『ゴホッ、ゴホッ、大丈夫ですよ…そんなにないと思います。』
「……」
少し、考える素振りをした雲雀恭弥は、何かをひらめいたらしい。
「んー…」
『…?』
「コホッ、ケホッ…」
『何、してるんですか?』
咳する真似?
―バァンッ―
「委員長ォォォォッ!!!!!!」
「その咳、どうなされたんですか!?」
「大丈夫ですか!?」
「今すぐ、体温計を出します!!」
「あと、しょうが湯を用意します!!」
「部屋を温めます!!」
「ネギを用意します!!」
うわぁ…
雲雀恭弥の咳により、風紀委員の方々が集まっちゃったよ。
ってか、何でそんな小さい咳が聞こえたんですか。
「…体温計だけで良いから、全員仕事に戻って。」
「そんな!!委員長、無理をしないでください!!」
「お布団、敷いておきました!!」
「添い寝の準備OKです!!」
「……」
―バキッ、ドカッ―
「早く出ていけ。お前らの菌が僕には毒なんだけど。」
『……コホッ、ケホッ』
酷い事を言うなぁ。
「貴様、今咳したな!?委員長の目の前で咳しただろ!?」
『ひっ!?』
草壁さんが凄い顔をして来た。
…怖すぎです。