新しい生活
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『大丈夫ですよ。前と同じじゃない。』
「でも…っ!!」
『今のあたしには、10代目達が居てくれる。』
あたしは、1人じゃない。
「ナマエちゃん…」
「ははっ、良いこと言うじゃねぇかナマエ!!」
『わわっ!!』
山本武に頭をぐしゃぐしゃに撫でられた。
「ったく、強気だなテメェは。」
『いえいえ…』
獄寺隼人には負ける。
「んじゃ、今日からまた頑張ろうぜ!!何かあったら俺達が助けるからな。」
『ありがとうございます。』
山本武にお礼を言った所で、学校の門に着いた。
『……』
負けない。
どんな事が起きても。
『10代目達は先に教室に行ってください。あたしは、手続きとか…挨拶とかあるので。』
「風紀委員の所行くんだろ?俺らも行くぜ。」
『大丈夫ですよ獄寺隼人。群れたら雲雀先輩は余計に怒ります。』
「…そうか」
「ナマエちゃん…無茶、しないでね。」
『大丈夫です!!あたしもまだまだ強いですから。』
まだ包帯の取れない右手を握る。
右手の力は落ちたけれど、まだ左手も足もあるじゃない。
本当はまだ、戦えるのに…
『早く行かないと遅刻しますよ。』
「うん…じゃあ、また後でね。」
10代目達を見送る。
あたしも早く応接室に行こう。
「お。ナマエじゃねぇか。」
『Dr.シャマル?』
振り返ると、Dr.シャマルが眠そうに立っていた。
『おはようございます。』
「相変わらず堅苦しいなぁ。また任務か?」
『いえ…任務はもう終わりました。あたしは、これから普通に学校に通おうと思います。』
「……そうか。」
一瞬、Dr.シャマルが表情を曇らせた。
『Dr.シャマル、約束破ってごめんなさい。』
「……」
『薬…最後の一本はリボーンに捨てられちゃいました。』
「当たり前だ。あれはもうお前さんに必要ない。」
『…はい』
やっぱり、怒ってる。