新しい生活
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―ピンポーン―
『誰か来た。』
「あ、たぶん獄寺君と山本だ!!」
10代目が、嬉しそうに笑って居る。
そっか、今日からまた一緒に過ごせるんだ。
『…あたしが出ますから、10代目は早く朝食を済ませて下さいね。』
「うん、ありがとう。」
パンを急いで食べてる10代目を確認して、玄関に行った。
―ガチャッ―
『はーい。』
「お、ナマエじゃねぇか。はよー」
「10代目は起きてるか?」
『おはようございます。山本武、獄寺隼人。10代目なら今準備中ですよ。』
「そーか。」
「ナマエも学校通うのか?」
あたしの制服姿を見て疑問に思ったらしい獄寺隼人。
『はい。今日からあたしも、普通の生徒です。よろしくお願いしますね。』
「普通って……もう任務とかはねぇのか?」
獄寺隼人、鋭い…かな?
『あたしはもう、忍の仕事は出来ませんから。』
「なっ!?」
「どういう…事だ?」
ニコニコと笑っていた山本武まで、真面目な顔を向けてきた。
『仕方ないんですよ。弱かったあたしが悪いんですから。』
「ナマエ…そんな…」
あぁ山本武、そんな顔しないで。
『でもあたしは、これからも10代目を守ります。これはあたしの意志なんです。』
「……」
「……」
『だから…あたしも、皆さんの側に居て…良いですか?』
まだ少しだけ、自信が無かった。
あたしが一緒に居ても良いのだろうか。
「何言ってんだよナマエ。良いに決まってんだろ?」
「馬鹿な事聞いてんじゃねぇよ。」
『山本武…獄寺隼人…』
あぁ、
あたしはこの人達と友達になれて良かった。
「ごめん、お待たせ!!」
「おうツナ、はよ。」
「おはようございます10代目!!」
『今からなら遅刻せずに済みそうですね。』
学校に行ったらまず応接室に行って
雲雀恭弥に入学許可を貰わなくちゃ。
それから、職員室に行って、教室で紹介してもらって…
『行ってきます。』
あぁ、もう、
あたしは本当にただの女になるんだ。