新しい生活
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今日からあたしもまた、学校に通う事になった。
『10代目、そろそろ起きて下さい。朝食が出来ましたよ。』
「んー…」
あたしはもう制服に着替えて、朝食の支度を手伝った。
10代目はまだ寝ているけれど、そろそろ起こさないと遅刻しそう…
『10代目!!早く起きないと遅刻しますよ!!』
「うわぁ!!!」
布団を思い切り剥ぎ取った。
「え、嘘、今何時!?」
『7時くらいですね。』
「……あと5分」
『ダメですよ!!朝食が冷めちゃいますから。』
10代目は朝に弱い。
夜遅くまでゲームをやらなきゃ良いのに…
「わ、わかったよ…起きるから大丈夫。」
『では、下で待ってますね。』
リボーンが下でコーヒーを飲んでるから、10代目が来るまであたしもコーヒーを飲んでようかな。
―バタン―
『…ふふ』
まだ違和感がある。
まさか、こんな平凡な朝が来るなんて。
夢なんじゃないのか…そう思ってしまう。
「何ニヤニヤしてんだ。」
『わっ、リボーン。』
しまった。
ニヤニヤしながら階段降りてたのを見られた。
絶対変な奴って思われたよ。
「ツナは起こしたのか?」
『うん。もう少しで降りて来ると思う。』
「そうか。」
リボーンの後に続いて、リビングに入る。
テーブルに着いたリボーンを見てあたしはコーヒーをいれた。
『はい。ブラックで良いんだよね?』
「あぁ。」
10代目のお母さんは多分、洗濯物でも干してるのかな?
手伝った方が良いだろうか…
「ナマエ。」
『はい。』
リボーンが、あたしをじっと見てくる。
真面目な表情で。
『何…?』
「無理はするなよ。任務で学校に行くわけじゃないからな。」
どういう意味?
―ガチャッ―
「ふぁーあ…おはよー」
『あ、10代目。おはようございます。』
「……」
結局リボーンが何を言いたかったのかは分からなかったな。