意志
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『って、何でー!?』
あたしの上から退いたリボーンを目で追うと、リボーンは注射器の中身を窓から捨てた。
『あー!』
「うるせぇ。」
『だって、その薬また使うかもしれないのに…っ!!』
「だから、もう必要ないんだ。」
『そ、そんなこと…』
「お前はもう、忍の仕事はできないからな。」
『っ、』
「ナマエちゃん…」
出来ない?
忍じゃ…マフィアじゃいられない?
『嫌だ!!』
「ナマエ、」
『あたしは、リボーンと同じ世界に居たい!!』
「病院でも言っただろ、無理なんだ。」
『でもっ』
「丁度今回の任務は無事終わった。」
『っ、』
「だから…」
リボーンが、あたしを抱きしめた。
「普通の女になれ、ナマエ。」
『え…』
普通の、女?
「もうお前は危険な目に合わなくて良い。
日本に居たければ居れば良い。
自由に、生きて良いんだ。」
『リ…ボ…っ』
それは
リボーンの愛だって事は分かる。
でも、このままあたしは忍を辞めるのは嫌だよ。
このままじゃ、六道骸の思う壺じゃないか。
『リボーン…あたしは、あたしの意志で忍をやっていたい。』
「!!」
負けず嫌いだって、思うかもしれない。
『10代目を、ちゃんと守っていきたいの。』
貫き通せなかった、あたしの決意。
六道骸に隠していた本音をかき乱されて、悔しかった。
でも、もう迷わない。
もう10代目を傷つけさせない。
力は無いかもしれないけれど、もう自分の意志を曲げたくない。