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『でも…だったらどうして…』
あ。
息も大分落ち着いてきた。
「ナマエは、何でボンゴレ達の味方しちゃったんれすか?」
『え?』
「犬。」
「だって、ナマエ前にすっごく痛い思いしたんらろ!?なのに、何で味方するんらよ!!」
叫ぶ犬の前に、千種君が立ちはだかる。
「ナマエは悪くないよ。」
「わかってるびょん!!ナマエは悪くねぇし、誰も悪くねぇ!!」
『け…ん?』
「でも…でもっ」
犬、どうして泣いてるの?
「ナマエが帰って来なければ、骸さんは牢獄に閉じこめられたりしなかったかもしれねぇのに!!」
『…な、に』
六道骸が牢獄に?
あたしのせいで?
「犬!!」
「あっ…」
千種君が怒鳴ると、犬は気まずそうに眉を下げる。
「ナマエ…あの…」
『どうして?』
「え?」
『どうして、六道骸が牢獄に?』
だって、あの人、10代目の体を使って…
『あれ?』
何で、10代目の体を使ったんだっけ?
理由を聞いたけど、それって結局六道骸自身には関係ない。
だって、10代目に憑依したきっかけは、10代目達があたしの話しをしていて…
関係していたのは、あたし?
「ナマエ、酷い事言って、ごめんらさい。」
『いえ…』
「でも、骸さんはナマエの為に脱獄を決意したんれす。結局…逃げれたのは、俺と柿ピだけだけど。」
犬の話しを聞いただけだけど、少しずつ理解できた。
脱獄に失敗した六道骸だけが、牢獄にいるらしい。
『脱獄をしようと思ったのは、いつですか?』
「それは、」
「ナマエが意識不明だった時だよ。」
犬と千種君の声が、少し重なった。
意識不明という事は、入院していた時かな。
何 の 為 に ?
「貴女が…悪いの。」
『っ!!』
―バキッ―