本当は
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『……』
目を覚ますと、目の前には白い天井が見えた。
頭がボーっとする。
どうして寝ているのか、頭の中が思いだそうとしているみたいだ。
『…っ、10代目!!うっ』
体を起こすと、右手を中心に全身が痛んだ。
起き上がった体制で、じっとする。
「ナマエ。無理するな。」
『リ…リボーン…』
息切れするあたしの背中に触れた小さな手。
リボーンが、さすってくれていたるらしい。
『あたし…どうして…』
辺りを見回すと、ここが保健室でない事がわかった。
「ここは病室だ。」
『…そう。』
「シャマルの所だと、道具が揃ってねぇからな。」
『いつ気絶してたんだろ。覚えてないや。』
「獄寺が保健室についた時には、もう気絶していたらしい。」
『そっか。』
呼吸が落ち着くと、背中からリボーンの手が離れた。
「シャマルが怒ってたぞ。約束破ったってな。」
『約束?』
「薬の。」
あぁ、そっか。
Dr.シャマルはこうなる事を知っていたから、あたしに何度も忠告していた。
『今度…謝っておく。』
「そうしとけ」
あたしが好意に使ったわけじゃないけど。
『あたし、どれくらい気絶してたの?』
病室の窓を見ると、空は明るい。
あの雨が晴れたのかな。
それとも、次の日になったとか?
「4日間だ。」
『4日!?』
あたしは、思わず大声を出してしまった。
一瞬慌てたけど、ここが個室という事を確認して、安心する。
「どうして、薬の事を俺に言わなかった。」
『えっ』
リボーン、絶対怒ってる。
『えっと…これは、あたしの任務だし…リボーンに迷惑かけちゃいけないと思って…』
リボーンがあたしの目をじっと見つめる。
あたしは何だか悪い事をしてしまった気がして、チラチラと合わせたり反らしたりした。