狂喜の笑み
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「ナマエこそ…何故、沢田綱吉を助けるんですか?」
『う゛っ…あ゛っ…』
針の動きが止まった。
意識が持っていかれそう…
「ナマエ。答えてください。」
『にん…む…で…』
誰のせいで答えられないと思っているんだ。
「そんな事は聞いてません。ナマエが何故、沢田綱吉を助けたいと思ったのか聞いてるんですよ?」
『……』
変なの。
何言ってるの、この人。
『守り…たかった…から…』
そう、あたしは10代目を守りたかった。
皆さんとも、また会いたかった。
「おや。クフフフ…ナマエ。それはおかしいですよ。」
『なに、が…』
後ろに顔を向けると、10代目の顔がすぐ目の前に。
その顔は、狂喜…いや、喜狂のような…
「ナマエ。貴方は…恨んでるんですよ。沢田綱吉を。」
『そ…んな……そんなわけない!!』
「いいえ。恨んでいます。」
『違う!!』
何故
どうして、この人はあたしが10代目を恨んでいると思うんだろう。
「ナマエ。貴方はやはり、僕達と来るべきでしたね。」
『……は?』
―グチュッ―
『うあぁぁぁっ!!!』
骨にあたっていた針が、再びナカで動いた。
「恨んでいたんですよ…貴方は!!」
『違う!!恨んでなんていない!!』
―グチュッ、ゴリッ―
『あ゛ぁぁぁっ!!』
「許せるわけがないでしょう…?何をされたか、忘れてませんよね?」
―ギリッ、グチュッ―
『それでも…あたしは…っ、恨んだ事なんてない!!』
「嘘ですよ。ナマエは、沢田綱吉達を恨んでいる!!」
『何を証拠にそんな事を…!!』
床に手から出た血が広がっていく。
あたしの口にも血が入ってきた。
―ボキッ―