弱者
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「サボるって…本気で言ってるの?」
『あたし、10代目に嘘はつきません。』
「たぶん…リボーンが怒るよ?」
『構いません。あたしは今、10代目のご命令が優先ですから。』
とは言ったものの、リボーンが怒るのを想像したら…少し怖い。
「…サボりかぁ。それを勧めるなんて、凄いね。」
『あたしの任務は、10代目をお守りすることですから。授業に出るか出ないかは10代目の自由です。
どっちにしても、あたしは10代目の側にいますよ。』
「えっ…」
えっ?
えっ、って何?
もしかして今、引かれた?
『あの…』
「……に、………れる?」
『え?』
「本当に、俺の側に居てくれる?」
10代目が、不安そうにあたしを見ている。
『…10代目が望なら、あたしは側にいますよ。』
「…うん、うん。
ありがとう、ナマエちゃん。」
『……』
元気になったと思っていたけど、思ったよりも10代目は自分を追い詰めているみたいだ。
あたしが今出きるのは、側にいることだけ?
早く…早く、原因をつきとめなきゃ。
「ねぇ、ナマエちゃん。」
『はい?』
「何処でサボるの?」
『……』
今日の天気は、雨。
屋上は論外で、木の上もなぁ…
「ナマエちゃん、前はよくサボってたよね?」
『違います。任務の為です。』
「うん。で、どういう所でサボってたの?」
え、無視?
『主に屋上でしたね。あとは木の上とか、公園とか…』
「うーん…見事に外ばかりだね。」
『あ。』
「?」
『ありました、室内。1つだけ。』
「え、本当!?学校で?」
『はい。設備もそれなりに良いので、結構休めますよ。
人もあまり来ないし。
ただ、1つだけ問題がありますが。』
「え、何処?そんなに良いなら、多少の問題は気にならないよ!!」
『応接室。』
「……」
『……』
「…ごめん、却下。」
『そうですよね。あたしも何言い出してるんだろ。』