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「ナマエちゃん!!」
笹川京子が窓から下を見下ろした時には、あたしはもう着地していた。
『10代目!!』
うつ伏せになっている10代目の元へ駆け付ければ、怪我をしているけど気絶しているだけだった。
『良かった…』
どうしよう。
ここは、Dr.シャマルの所へ行くべきか。
いやいや、あの人は噂では男は診ない。
そしたら…病院?
「何してんだ?ナマエ。」
『Dr.シャマル…』
声がする方を見ると、Dr.シャマルが窓から顔を出していた。
どうやら目の前は保健室の窓だったらしい。
『あ、あの、10代目の治療をしてください!!』
「俺、男は見ねぇから。」
うわぁ…即答…
『そこを何とかお願いします!!』
「何が楽しくて男を診なきゃいけねぇんだ。シッシッ。」
ひ、酷い…
『じゃあ、治療はあたしがやりますから、ベッドを貸してください。』
「オイオイ、看護婦と患者プレイか?」
『何の話しですか!?』
あぁもう、この人には本当にペースを乱される。
『……』
上を見ると、笹川京子がまだこちらを見ている。
その顔は、先程の青い顔とは違って“頑張って…”という目で、哀れんでいた。
「おい。」
『はい…』
「何してんだ、さっさとツナをベッドに運べ。」
『借りても…良いんですか?』
「貸すだけだからな。治療はしねぇぞ。」
『は…はい!!ありがとうございます!!』
あたしは、急いで10代目を横抱きにして…
「って、ちょっと待て!!」
『な、何ですか。』
Dr.シャマル、変な顔ですよ。
「男をお姫様抱っこすんなよ!!」
そこかよ!!
『急なんだから、仕方ないじゃないですか。ちょっと失礼しますよ。』
「しかも窓から…」
窓から保健室に入ると、Dr.シャマルの目は冷めた…と、言うより呆れていた。