歯形(!)
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『あたし…逃げちゃった。10代目に悪いことしちゃったね。』
「そこはあまり気にするな。俺がツナを殴っておいた。」
殴ったんだ。
『ふぅ…ごめん、リボーン。今夜だけはあたし、一人で寝たい。』
「構わねぇが…何処で寝るんだ。」
『んー。とりあえず、少し一人になりたいんだ。これからの事も考えたいし。眠くなったら適当に帰るよ。』
「…わかった。あまり無茶をするなよ。」
『うん、ありがとう。』
リボーンは、あたしから離れていった。
『…はぁ。』
リボーンが離れて暫くして、あたしはため息を溢した。
しゃがんでいた体を立たせると、少しめまいを感じた。
『うーん。これから…どうしよう。』
そうだ、あたしは少し頭の中を整理しなきゃ。
『えぇっと…まず、明日10代目に謝って、10代目の人格の原因と…あとDr.シャマルに少しお話をして…』
やることはたいした数ではないのに、難しい。
『公園…行こうかな。』
屋根の上じゃ迷惑だよね。
―ストッ―
屋根からおりて、公園まで歩くことにした。
『……』
公園に着くと、夜ということもあって…
「うっ…うぐっ」
「ゴホッ、いってぇ…」
負傷者が多い。
『え、あの、大丈夫ですか?』
何でこんなに負傷者が?って思うくらい、人が沢山倒れている。
見た目は…不良かな?
「やぁ。こんな時間に奇遇だね。」
『雲雀、先輩。』
公園の灯の向こうから現れた雲雀恭弥は、手にトンファーがにぎられていた。
そのトンファーには血がついていて、制服には帰り血を浴びている。
それを見て、あたしはこの状況を理解できた。
『随分…暴れましたね。』
「まだ半殺しだよ。それより、もう11時過ぎなのに裸足で何してるの?」
『あ、これは…寝てたんですけど、窓からそのまま飛んだから裸足なんです。』
「君さ…説明下手だね。」
『ははー』
強調…されちゃった…