歯形(!)
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『……』
目をずっと閉じているのに、眠れない。
右を向けば、10代目がベッドの上で寝ている。
左を向けば、リボーンが。
時計の音がみみについて、それでも何となく静かな雰囲気が好きじゃない。
部屋自体はそんなに暑くはないけど、今の季節はタオルケット1枚で十分。
「ん…」
10代目はもう眠りについていて、時々寝返りをうつ声が聞こえる。
『…ふぅ』
明日の予定でも考えてようかな。
たぶん、明日もDr.シャマルは居ると思う。
そしたら、少し…話したい。
あたし、今日はついカッとなっちゃったし。
―もぞっ―
『……』
誰かが、起きた。
方向的には10代目だ。
お手洗いかな?
とりあえず、あたしは寝たフリをした。
「……」
少しの間をおくと、10代目があたしの頬に手をおいた。
え、何?
『…っ、』
10代目の全身が、あたしの体の上に乗っている。
重いし、これは…まずくない?
「ナマエ…」
あ、もう一人の10代目だ。
どうしよう、本気ではらって良いのかな。
―チュッ―
『……』
……ん?
―チュッ、チュッ―
え、いや、ちょっと待って!!
10代目、何であたしにキス!?
―ペロッ―
『っ!!』
舌で唇を舐められたから、あたしは堅く唇を閉じた。
ヤバイ、ヤバイ!!
「…ナマエ?寝たフリなんだ。」
『……』
あたしはなんとなく、目を開けるのが怖くて、気付かれても寝たフリを続けた。
―ぎゅ―
『っ!!』
鼻を、つまれた。
口を閉じているから、呼吸ができない。
『~~っ、ぷはっ』
もうダメ、そう思って口を少し開けてしまった。
―クチュッ―
『んっ!?』
すると、10代目の舌が容赦なくあたしの口の中に入ってきた。