歯形(!)
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「お、お前ら、何してんだよ!!」
「るせぇな。屋根で話してただけだ。」
「危ないだろ!!」
まったく、と少し怒りながら10代目はジャンプを読み始めた。
これが普段のリボーンと10代目の日常なんだなー、って改めて実感する。
『10代目は、明日は学校お休みですか?』
「え?いや、あるよ。」
明日は土曜日なのに、学校があるのか。
「ナマエ、土曜日に学校に行く奴は馬鹿だけだ。」
『え?』
「リボーン!!」
リボーンの言葉に、図星だったのか、10代目がジャンプを投げ捨てた。
「どうせ補習だよ!!」
『補習…か。』
あたしも、頭が良い方ではない。
日本でもイタリアでも、授業をサボっていたから。
あれ…もしかしてあたしって…
「安心しろ、ツナ。ナマエはツナ以上に馬鹿だ。」
『っ!!』
「え!?そうなの!?」
あぁ、やっぱりあたしって馬鹿だったんだ…
なんとなくね、予想はしてましたよ。
「ナマエは小学生の頃から学校には殆ど行ってなかったからな。」
「え、不良!?」
『忍の修行の為ですよ。』
あたしがそう言うと、10代目は“へーっ”と、驚いた顔を見せた。
「それって、ナマエちゃんの親とかの修行が厳しくて?」
『いえ、ただ学校に行っても修行相手がいなかったので。』
「コイツ、友達いなかったらしいぞ。」
リボーンったら、余計な事ばかり…
「何だか少し、寂しいね…」
『…え?』
ハッ、と10代目は自分の口を手でおさえた。
でも、あたしにはもう聞こえたから意味がない。
「ご、ごめん!!そろそろ寝よう!!」
10代目は慌てて、布団の中に入った。
あたしも、それに従って布団をひいて、電気を消した。
横を見ると、リボーンはもう眠っているみたいだった。