保健室
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『が…はっ…』
あたしの口や、体中から血が飛び出した。
『ど…して…』
彼は、何もしなかったのに。
―ドサッ―
あたしの体は、Dr.シャマルの足元で倒れた。
「今のナマエは、振動症候群って病にかかっている。まぁ、軽めの症状だけどな。」
『しん、ど…う…』
何、そのふざけた病は。
―ガラッ―
「おいシャマル。珈琲豆持って来たぞ。」
リボーン!!
『ぁ…』
「何だ、思ったより遅かったな。」
―シャッ―
カーテンを閉じ、Dr.シャマルはあたしを隠した。
『リ…』
声が出せない。
「そうか?」
「あぁ、ナマエちゃんも待ちきれなかったみたいだな…ついさっき出ていったぜ?」
『っ、』
違う、違うよ…
あたしは此処にいるよ!!
「…そうか。世話になったな。」
「あぁ、レディならいつでも大歓迎だからな。」
嘘つけ。この変態め。
「じゃあな。」
『ぁ…』
やだ、リボーン…気付かないの?
「あぁ、じゃあな。」
『まっ…リボ…』
―ピシャンッ―
『――っ』
扉が、閉まった。
リボーンが歩いて行く足音がわかる。
―シャッ―
「残念だったな。」
『……』
やっぱり、有名になるだけの事はある。
この人は腕の良いマフィアだ。
「安心しろ、振動症候群の解毒剤は打っておいた。」
いつの間に…?
―プーン―
耳元で、蚊の飛ぶ音が聞こえた。
あれ?あたし、虫に刺されてる?
『……』
「そうそう、気を失う前に…一つ教えてやる。」
―グイッ―
『っ、』
あたしの顎を持ち上げると、耳元にDr.シャマルの唇があたった。
「前の任務の時…リボーンがナマエに冷たくなったのは、俺がそうするように指示したからなんだよ。」
『……』
前にも感じた、この感覚。
やっぱり此処は、狂ってる。