保健室
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頭がズキズキ痛む。
でも、体はふわふわ柔らかい物に包まれた感覚。
『ん…』
目をゆっくり開けると、見慣れない白い天井が見えた。
どうやら、応接室ではないみたい。
「ナマエ、大丈夫か。」
『…リボーン。此処は?』
「保健室だぞ。」
横を向くと、リボーンが座っていた。
…どうしよう、泣きそう。
『リボーン…ギューして良い?』
「…仕方ねぇな。」
布団から腕を出して広げると、リボーンはあたしの腕の中に入って来てくれた。
―ぎゅうっ―
『ごめんね、リボーン…あたし、10代目を守りきれなかった。』
「安心しろ。ツナなら今、授業を受けてるぞ。」
『…そっか。でも、大丈夫なの?酷い怪我だったけど…』
寝ていた方が良いんじゃないかな?
「まぁ、アイツは男は診ねぇからな。」
『…アイツ?』
ダメだ、まだ頭が惚けてるみたい。
リボーンの言いたい事がわからないや。
「俺は野郎の面倒は見ねぇからな。」
シャッ、と足元の方からカーテンが開く音が聞こえた。
『貴方は…Dr.シャマル?』
「お。俺の事知ってんのか?」
だって…Dr.シャマルと言ったらマフィアの間では有名だから、知らない人の方が珍しい。
前の任務の時に居るっていうのはリボーンから聞いていたけど…
本当に保健医やってるんだ。
「お前らなぁー…保健室のベットでいちゃつくのは止めろ。俺も交ざりたくなるだろ。」
『なっ…に、言ってるんですか!!』
あぁ、大声出したから頭がクラクラする。
「まぁ、俺もお前の事は知ってるぜ。忍のナマエちゅわんだろ?」
ちゅわんって何だ、ちゅわんって。
何だか、噂通りのふざけたおじさんだな…
「そうだ。リボーン、お前の部屋にある珈琲豆わけてくれよ。」
「またか。いい加減自分で買え。」
「いやー、いちゃついてる所本当にわりぃな。でも、頼んだぜ。」
「…チッ。」
リボーンはあたしの腕の中から出て、ベットから降りた。
『リボーン…』
「…スグに戻る。」
リボーンは、あたしにそう言って保健室を出ていった。