守
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「ナマエちゃん、元気かな?」
「もう2ヶ月も音沙汰ないっスね。」
「10代目がナマエの話を持ち出したんだ。俺も山本も、違和感なく話していた。」
「ナマエの事だから、頑張ってんだろ。アイツ…耐えるからな。」
「…うん。そうだね、山本。」
「野球馬鹿が…当たり前な事ぬかしてんな。」
「普通の…会話だったんだっ!!その時までは…」
『獄寺隼人…』
「10代目、ナマエが帰って来たら、馬鹿騒ぎしましょう!!」
「……」
「…ツナ?」
「…フフ。くだらない…ね。」
「「!?」」
「ナマエが帰って来たら、グシャグシャにして遊んであげるよ。」
「おいおい、ツナ…」
「どうしたんスか、10代目!!」
「……」
「…10代目?」
「あれ?今俺、ボーッとしてたかな?」
「……」
「思えば…あの時からだったんだ!!」
『一体、何故…』
「知らねぇよ!!もう俺にはわからねぇよ…何が悪いのか!!」
獄寺隼人は、膝を抱えてうつ向いてしまった。
…きっと、あたしの想像以上な事を抱えているんだろうな。
―キーンコーンカーンコーン―
授業の終りを告げるチャイムが鳴った。
『……獄寺隼人、あたしは逃げません。』
「……」
『あたしは…前の任務失敗で決意しました。“次の任務は必ずやり遂げる”、と。』
「だからってなぁ…!!」
『大丈夫ですよ。』
あたしは、フェンスにゆっくり近付いた。
『10代目は必ず、あたしが…あたしが全てからお守りします。』
「ナマエ…」
そう、あたしが…
『あ!!』