守
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『教えて…ください。』
「…あ?」
あたしは、ゆっくり息を整えた。
『10代目がどのようにおかしくなったのか、教えてください…獄寺隼人。』
一瞬、顔を歪ませた獄寺隼人だったけど、あたしの真剣さが伝わったのか…落ち着いた表情に戻った。
「良いけどよ…後悔しても知らねぇぞ?」
『はい。お願いします。』
「…ったく。」
獄寺隼人はあたしの隣に座り、語り始めた。
「10代目がおかしいと感じたのは…約1ヶ月前の事だ。」
『1ヶ月前…』
ダメだ、10代目のお側にいたわけじゃないから、1ヶ月前って情報だけじゃあわからない。
『あの、その辺りで10代目は何か言っていませんでしたか?』
「…何か?」
『はい!!』
獄寺隼人は、唸るように考えてくれた。
…何だかんだ、いい人なんだな。
迷うのも、本当に10代目を慕っていたからなんだ。
「そういや…ナマエの話が出てたな。」
『…あたし、ですか?』
「あぁ、懐かしいとか…会いたいとか…」
『え…会いたがってくれたんですか?』
何だか、嬉しいな。
そう聞いただけで、獄寺隼人の顔はみるみる紅くなっていった。
「アホか!!俺じゃねぇよ、言ったのは山本だ!!」
『ははっ、嬉しいです。あたしも会いたかったですよ。』
「だから、俺じゃなくてなー…とにかく、10代目はその辺りから…急に性格の変化が激しくなったんだよ!!」
『性格の…変化?』
「あぁ。普段の10代目が…時々、知らねぇ奴みたいになった。
笑っていた筈なのに、いきなり毒舌を吐いたりな。」
『一体…何が原因なんでしょう。』
「俺が知るかよ!!ったく…んで、違和感を感じた瞬間は…弁当の時だ。」
『……』