今度こそ
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今回の任務が、ここまで厄介だとは正直、思わなかった。
『……』
屋上から、10代目の教室を見ていようかな。
『よしっ』
あたしは、久しぶりの屋上へ向かった。
―ガチャッ―
屋上の扉は、少し重くて懐かしさを感じた。
ここでは…いろいろあったなぁ…
「ナマエ…?」
『え?』
声のする方を振り向くと、獄寺隼人がフェンスに寄りかかっていた。
『あ、お久しぶりです、獄寺隼人。』
「…プハッ!!再会が屋上って、俺ららしいな。」
『確かに…そうですね。』
獄寺隼人、また授業サボってんだろうな…
「ナマエ、はよ…」
『はい。』
「その…また、任務でこっちに戻って来たんだってな?」
『はい…10代目を御守りする任務の為に、戻って来ました。』
そういえば、獄寺隼人は10代目の右腕って言っているくらいだから、あまりあたしの任務気に入らないかな?
「俺、は…今、どうしたら良いのかわからねぇんだ。」
『何を…ですか?』
獄寺隼人が、下を向いて小さく震えていた。
まさか、彼もまた…
「俺…10代目にはもう…!!」
10代目の、被害にあっていたんだ。
『…いつから、10代目の様子がおかしくなったんですか?』
「1ヶ月近く前だ。だけどなぁ…」
ギリッ…と、歯をくいしばって、獄寺隼人はあたしを睨んだ。
「ナマエが来てからの方が、酷くなってやがる…!!」
『え…』
「10代目が野球馬鹿のユニフォーム切ったんだってなぁ!?そこまでの事は、流石にやらなかった!!」
『そん、な…』
あたしは、10代目が今まで何をしたのか知らない。
「何で帰って来ちまったんだ…ナマエっ」
『……』
今度こそ、
馬鹿みたいにふざけて
皆と笑って過ごせると思っていた
もしかしたら、前の任務よりも辛くなるのかな…
続く