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『10代目は、傷付けさせません。あたしが命をかけて…守ります。』
「それは、任務だから?」
『…そうです。』
「ふぅん。じゃあ、君から咬み殺せば良いんだ。」
―ヒュンッ―
『っ!!』
―ドカッ―
雲雀恭弥の横から蹴りを、腕でガードした。
腕が…ビリビリする。
「ワォ。少しは強くなったみたいだね。」
『っ、これでも…修行してきましたから。』
「ふぅん…」
雲雀恭弥は、興味無さそうに足を下ろした。
「何でこんな時に君は任務を受けたの?」
『え?』
「今は、帰って来たらいけない時だったんだよ。」
『……』
どうして、皆そう言うの?
「この状況の原因は…全部あの沢田なんだからさ。」
『……』
「アイツを咬み殺せば平和に過ごせるよ。」
『っ、その台詞…雲雀先輩には似合いませんよ。』
「そうかもね。」
雲雀恭弥は、再びソファに座った。
「良いよ、ユニフォーム…今日中に用意しても。」
『本当ですか!?』
あぁ、とりあえず良かった。
山本武もこれで試合に…
「ただし、今回だけだ。僕は沢田をいつか必ず咬み殺すよ。」
『……させません。』
また…この人とは敵対するのかな…
「これからまだ仕事があるから、出て行ってくれる。」
『はい…失礼しました。』
応接室を出ようと、扉へ向かった。
「事態が悪化したのは…ナマエが来たせいかもしれないね。」
『……』
雲雀恭弥の言葉に、一度止まったけど、あたしは振り向かないで応接室を出た。