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「わりぃけど俺、ツナとはもう絡めねぇや。じゃあな。」
「――っ!!」
山本武は教室を出て行って、10代目は膝から力が抜けるかのように座りこんだ。
『10代目、あの…』
「…んで、だよ…」
10代目の肩が、震えていた。
「何で、こんな事になってんだよ!!
俺は何も覚えていないんだ!!
何が嘘で、何が本当なのか…わかんないよ…」
『10代目…』
10代目の言っていることが、嘘とも思えない。
かと言って、山本武のユニフォームを切ったのも事実。
『10代目、山本武にまた謝りましょう。ユニフォームは…あたしが何とかしますから。』
「うん…ナマエちゃん、ありがとう。」
『いえ。10代目、一度帰りましょう。朝ごはんも食べずに授業なんて受けられませんよ。』
「…うん。」
あたしと10代目は、一度家へ帰った。
家に帰ると朝ごはんの支度ができていて、10代目のお母さんは10代目の早起きに驚いていた。
「偉いわ、つー君!!」
「つ、つー君って呼ぶなよ!!」
『……』
「ナマエ。」
リボーンに呼ばれ、振り向くとリボーンはスーツを着てコーヒーを飲んでいた。
「何があった。」
『10代目が、山本武のユニフォームを切ってしまって…』
「ツナにその記憶は?」
『ない…みたい。』
そういえば、ユニフォーム…どうしよう。
やっぱ、高いんだろうなー。
「ナマエ。」
『はい。』
「山本のユニフォームは何とかしてやらねぇとな。」
やっぱり、リボーンも気になるのかな?
『うん…明日、試合みたいなの。』
「そうか。」
コーヒーカップを置くと、リボーンはあたしの方を見た。
「アイツなら今日中に用意できんだろ。」
『…?』
例え、どんな任務が来ても
あたし達は皆と笑い合えると思っていた。
でも、そんなに甘くはないみたいだ…