背伸びしてキス(ツナ夢)/悲恋
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好き好き
ツナが好き。
一緒にいて、凄く楽しい。
凄くドキドキする。
「ナマエさ、最近俺の事避けてるよね。」
『そう?』
「避けてるよ…最近、昼ご飯も一緒に食べてない。」
ツナが好き。
そんなツナは京子ちゃんが好き。
京子ちゃんも最近、ツナが好き。
『私さ、他の友達見つけて…』
「でも、休み時間とか…!!」
『もう、男女が一緒に遊ぶような年じゃないよ?』
「っ、」
ねぇツナ。
そんな悲しそうな顔しないで?
私も辛いよ。
でも、叶わないとわかって恋するほど、私も強くない。
「ナマエ…何で、そんな事言うの…?」
『ツナ…』
「俺は、ナマエといていつも楽しいよ。何でも話せるし。安心するんだ。」
『私…ツナのお母さんじゃないよ。』
「わかってるよ!!」
ガシッと、ツナが私の肩を掴む。
その力は強くて、動けない。
「わかってる…わかってるよ。」
『ツ…ナ…』
「ナマエはお母さんとかじゃない。ナマエは、俺にとって…」
『っ、』
肩を握る手に、力が入る。
ツナ、何を言おうとしてるの?
「大切な、友達なんだ。」
『……』
友達。
わかってたけど、ツナの口から言わないでほしかったな。
「だから、気まずいままとか嫌なんだ。ナマエは大切な、友だ――…」
『うるさい。』
ツナの頬を掴んで、キスした。
少し背伸びをして。
『…うるさいよ、ツナ。』
「…え?」
『もう、せっかく私がツナと京子ちゃんをくっつけようと努力したのに。』
見る見るうちに、ツナの顔が紅くなる。
「ナマエ、何で知って…ていうか、今キスしただろ!!」
『バレバレだから。キスくらいでケチケチすんなよー。京子ちゃんにもガバッとしちゃいな!!』
「で…出来るわけないだろ!!」
ツナは紅くなりながらも、笑ってくれた。
私も笑う。
『私がツナと仲良くしてたら、京子ちゃんをモノにするチャンスが逃げちゃうよ。』
「ナマエ…ありがとう。でも、」
『ツナは男の子なんだから、ちゃんとリードしてあげなきゃ。』
「…うん。」
『じゃあね。また明日。』
私は笑った。
ツナも笑ってくれた。
また明日から、普通に話すと思う。
廊下を走って、ツナが来ないのを確認して立ち止まる。
『キス…しちゃった。』
唇に触れる。
まだ、ドキドキしてるよ。
唇が熱い。
『さようなら、初恋。』
最後に貴方とキスが出来て良かった。
END
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