また、会える(ロマーリオ)/死ぬ気ヒロイン。10年後、死ネタ夢。
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ボーッとしていたせいか、ボスの声でやっと正気に戻った。
「が、はっ…」
それでも、もう遅く…
「ロマーリオ!!」
敵の銃は、確実に俺の胸を貫いた。
―ドサッ―
「くそっ!!」
―バンッ、バンッ―
「ぐはっ!!」
敵を仕留めたボスは、俺の方へ走ってきた。
「何やってんだロマーリオ!!」
「は…は…すま、ね…ボ…」
「喋んな!!悪かったロマーリオ…俺がナマエの話さえしなければ…」
「……」
震える手で、俺は胸ポケットからナマエさんとの写真を出した。
写真にも銃弾が通過していて、丁度ナマエさんの胸元に穴があいていた。
「ボ…ス…」
「喋んなよ!!今、医療班が来るから…」
「ま…た…会え…る…な」
俺がそう言って笑うと、ボスは目を見開いた。
「ふざけんなよロマーリオ!!
お前はこれからも生きるんだ!!」
「……」
ボスの声が、段々聞こえなくなってきた。
「ナマエの墓を作ってやるんだよ!!
それまで死ぬんじゃねぇよ!!
俺を置いていくなよ!!」
あぁ、なんて情けねぇ顔してんだ、ボス。
俺はもう良いんだ。
また、会えるから。
「ロマーリオ!!冗談はやめろよ!!まだ意識あんだろ!!」
「……」
「ロマーリオォッ!!!」
また、会える
また、会える
『ロマーリオさん。』
「ナマエさん…」
また、会えた。
END